Little Curly

サークルLittle Curly/詠野万知子のBLOGです。
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# 舞台「転校生」
■「転校生」

脚本:平田オリザ/演出:本広克行
http://www.parco-play.com/web/program/tenkosei/
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転校生曰く、
「朝起きたら、この学校の転校生になっていた」。

(ネタバレあるのでたたみます)
 

「サリーとアンの秘密」の作業をしていたときに「そういえば、ある朝目覚めると転校生になっていた女子高生の舞台を見たなあ……」と思い出しました。その舞台を見たのは今から十数年前(十数年も自分の人生が遡れるのがびっくりですね)。小学生の私氏は父親の車に乗せられ隣県某演劇部の強い女子高校へ行き、小さな講堂でその演目を見たのでした。
舞台とは言うものの声を張ったり人物が感情をぶつけあったりするシーンは皆無で、一見、ただ女子高生が喋っているだけの不思議な劇でした。ありふれた教室、ありふれた女子高生、ありふれたお喋り。
ラストシーン、放課後の教室に、転校生と生徒が二人きりになって、自分の机に触れます。
「ここが、私の席」
静かに呟いて、おしまい。

そのシーンがとても印象的でしたが、なにぶん幼かったので、それが誰の脚本の何という演目か知らなかったのです。が思い返せば、同時多発会話など、平田オリザ演出だったような……
と「そういえば」をきっかけに調べたら、丁度今年再演している平田オリザ脚本の『転校生』が、その舞台でした。

判明したのは9月5日の21時近く。
『転校生』は9月6日が千秋楽でした。
ダメモトの滑り込みで、チケットを探したら、買えました。びっくりです。これも何かの思し召し、と思って見に行きました。
見てよかったです。
三回くらい見たかった。

舞台を見るまでの、導かれたような経緯が面白かったです。

舞台と控え室が繋がっていて、舞台上から退場した役者もみんな観客の前にいる、という不思議な空間が刺激的でした。
あえてお行儀良くしない女の子たちの素っぽい姿がとても可愛かったし女子高校感すごい。
演技のオンオフがものすごくキッチリしていて、場面転換のときの一糸乱れぬ動きも、この子達は「ただのそのへんの女子高生」では決してなく、技術を磨いたプロの役者なんだな、と感じたときにまたそのまっすぐさに胸を打たれてしまいました。眩しかったです。

噂話とおしゃべり、お調子者、不思議ちゃん、
いるいるこんなやつ、というキャラクターが楽しいです。
そしてああいうワイワイした盛り上がりが、実はただ調子に乗ってるんじゃなくて繊細な思いやりから成り立ってたりとか。

また客入りのときに役者さんが気ままにピアノやリコーダーを演奏していて、
そのの雑然とした音に、学校で聴いてた音だなあって懐かしく思い出しました。
いろんな要素に刺激されて、当時のいろんなことを思い出していました。

まさに女子高校の1クラスを切り抜いた空間でした。
良い舞台でした。
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FullDive novel 「Innocent Forest」
FullDive novel
「Innocent Forest」
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「キミの瞳にヒットミー」
(戯画)

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「姫恋*シュクレーヌ!」
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